鳥取県
漂着:湯梨浜の海岸に薬品ポリ容器、韓国から?
島根県益田市の海岸で強酸性液体入りポリ容器が漂着する問題が発生し、湯梨浜町はそれに関連して6日夕、同町宇野、橋津の海岸で計11個のポリ容
器が漂着していたことを確認した。町民課がパトロール中に発見し、同日中に回収した。県は海流の状況で漂着の可能性もあるとみており、注意を呼びかけてい
る。
同課によると、回収した11個のポリ容器は、ハングルや「H2O2」などの表記があり、ふたはなく、中身は入っていないという。
県によると、4日から益田、浜田市など島根県内で計830個以上のポリ容器(18リットル)を確認しているという。ポリ容器にはハングルで「硝酸」「過酸化水素」と表示があり、中には強酸性液体入り容器もあったという。
鳥取県は「見つけた場合は手に触れないで、役場に届け出て」と注意喚起している。【山下貴史】
ハングル表記ポリ容器 計759個に 県内7市町に漂着
ハングル表記のあるポリ容器が鳥取県沿岸に漂着している問題で、県は七日、県内七市町に合わせて七百五十九個のポリ容器が漂着していると発表した。このうち二十四個には液体が残っているのが確認され、県環境衛生研究所(湯梨浜町南谷)などで内容物を分析している。
県によると、ハングル表記のあるポリ容器の漂着が確認されたのは、鳥取(四百九十五個)、米子(二十四個)、岩美(五十七個)、湯梨浜(九十八個)、北栄(十六個)、琴浦(十五個)、大山(五十四個)の七市町。
ポリ容器は直方体や円筒形で、五-二十リットルの五種類、色は白、青、黄、緑、黒、グレーの六色、少なくとも百十六個のポリ容器には、ハングル表記があることが分かっている。
鳥取、米子、岩美、大山の三市町に漂着したポリ容器の一部には液体などの内容物が確認されたが、刺激臭の有無や成分については分かっていない。鳥取市によると、用器のラベルにはハングルやアルファベットで「過酸化水素」「危険」などと書かれていた。
山口県
漂着:島根県沿岸に大量ポリ容器、強酸性液体が残存
ハングル文字などで「硝酸」や「過酸化水素」と書かれた大量のポリ容器が
4~6日、島根県沿岸に漂着しているのを県が確認。一部容器に強酸性の液体が残存していた。県内の沿岸にも漂着の恐れがあり、下関や萩両市など日本海沿岸
の市町を通じて手を触れないよう注意を呼びかけている。
県廃棄物・リサイクル対策課によると、先月末~1日、下関市内の沿岸に空の約140個、先月20日には長崎県で酢酸入りポリ容器がそれぞれ漂着している。
硝酸など強酸性の液体は触るとやけどのような症状を起こし、目に入ると失明の可能性がある。体に付着した場合は大量の水で洗い流し病院を受診するようアドバイスするとともに「見かけたら最寄りの市町、保健所などに通報してほしい」としている。
【住田里花】毎日新聞 2008年2月8日 〔山口版〕
兵庫県
漂着:豊岡、香美、新温泉の海岸にポリ容器32個 ハングルで「過酸化水素」
豊岡市、香美町、新温泉町の海岸に7日までに、ハングル文字で「過酸化水素」と表記されたポリ容器32個が漂着しているのを但馬県民局が確認した。同局は「やけどや失明の恐れもあるので触らずに通報してほしい」と注意を呼び掛けている。
豊岡市の気比、竹野浜、切浜と香美町の柴山、安木浜の海岸に漂着していた。18リットル入りで、タンクの色は青、白、黒。ハングル文字で「過酸化
水素」の表記があった。十数個の容器がふたが閉まったままで、液体が残っていた。島根県で同様に発見されたポリ容器の残液は、簡易検査で強酸性と判明して
いる。皮膚などに付くと炎症の恐れがあるという。但馬県民局は、容器を回収し、検査を行う方針。
第8管区海上保安本部(京都府舞鶴市)によると、ポリ容器は1月下旬から九州や山口県に漂着し始めた。島根、鳥取の両県では約2500個が確認され、危険性のあるものが、約30個確認されているという。容器の製造元は複数の韓国企業で、韓国から漂着したらしい。
福井県
漂着:袖ケ浜近くにポリ容器 ハングルで「有害」など記載 /福井
7日午前11時15分ごろ、おおい町大島の袖ケ浜海水浴場近くの海岸で、ポリ容器6個が漂着しているのを、県警小浜署員が見つけた。同署から引き継ぎを受けた同町役場が保管している。
同町役場などによると、容器はいずれも18リットル入りで、うち4個は白色、残りは青色と水色だった。水色の容器にはハングルで、▽被膜剤▽腐食性▽刺激性物質▽環境有害物質--などの記載があった。ふたは既になく、有害物質などは入っていなかった。
島根県の海岸では今月に入って、強酸性物質の入ったポリ容器など約800個が漂着しているのが確認されている。同町役場は「県警と協力して、関連を調べたい」と話している。
と日本各地に漂着しています。
現在確認されている数は約9800個
原因は、韓国の海苔の養殖業者が、禁止されいる薬品を違法に使っており、摘発を免れるために、海中に隠し、それが海流にのって日本海沿岸に流れ着いた、との事です。
日本の海岸線
特に、日本海側に住んでいる方は、注意をしましょう。
動画サイト
http://news2.bss.jp/news/2008020801.wmv
韓国人の反応
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=teconomy&nid=3395394
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=ttalk&nid=977941
続々 日本の海岸に漂着するゴミ
沖縄の海岸に流れ着く漂着ゴミの数がこの10年間で8・6倍に増え、
なかでも中国からのゴミをみると13倍にも急増していることが、13日までに明らかになった。
ゴミの漂着は日本の生態系にも深刻な影響を与えかねず、
政府は早急な対策を迫られる。
調査は防衛大学校の山口晴幸教授が、平成10年から毎年2回ずつ沖縄、宮古、八重山3諸島の13島で実施。この10年間、のべ517の海岸1キロ当たりのゴミの個数と種類を観測した。
調査結果
平成10年(1998年)には1437個だった漂着ゴミは、
平成19年(2007年)に1万2295個に急増。
ゴミの種類をみると、ペットボトルなどプラスチック類が79・4%と大半で、他に発泡スチロールブイや漁網などの漁具も多かった。
どこから漂着したか判別できたゴミ
中国製は10年には138個だったが、19年には13・3倍の1839個に急増。
台湾製2・8倍、韓国製3・0倍よりも増加ぶりが際立つ。
原因
中国の19年のGDP(国内総生産)は11・4%増と年率2ケタ成長を続ける。経済成長が最優先になり、環境対策が奥手にまわっている。沿岸部を中心に消費も拡大しているが、ゴミの廃棄についての整備が追いつかず、そのまま海に捨てられているのが現実のようだ。
生態系への影響
沖縄周辺で海と陸の間に生息するマングローブの根は天然のフィルターとして海水浄化の役割を担っている。だが、ゴミが堆積(たいせき)すれば、フィルター
機能が低下して海水が濁り、沖合のサンゴ礁の衰退につながりかねない。マングローブ自体が衰退するようなことがあれば、津波などの被害の危険も高まると予
想される。
自治体への影響
ゴミの多くが漂着する沖縄の島では、与那国島や西表島をはじめとしておおむね財政基盤が弱い。そのため、大量のゴミを処理できないままだ。
調
査結果をまとめた山口教授は「中国では大半の人が漂流、漂着ゴミの実態を知らないはず。日本からこうした実態を情報発信していくとともに、政府レベルで海
への不法投棄などの取り締まりを働きかける必要がある」と指摘している。対馬には、海流の関係から、中国・台湾・韓国などからのゴミが大量に漂着します。
その対馬の海岸線を清掃した人の話によると、
「今回視察した海岸は、崖の下に
あって船でないと行かれない場所です(つまり、陸から人が持ち込むゴミはない)が、夥しいプラスチックゴミが数十センチの厚さに積もって海岸を埋めつくし
ていました。プラボトル、漁網やロープ、家電製品、ライターやおもちゃ、医療廃棄物などのプラスチックゴミが山になり、美しい海岸線を汚しています。もち
ろん日本製のものも多いのですが、ハングルや中国語のついたゴミも目立ち、韓国から参加したメンバーは実態の深刻さに驚いていました。
とのことです。これは2002年の話です。
対馬は、近年韓国からの観光客が急増しているので、両国にとって好ましくないことです。
一概に、中国、韓国、台湾が日本の海岸を汚しているとは言いません。
他の国々に、日本のゴミも漂着しているかもしれません。
これを機会に、お互いに海や川へのゴミ投棄をしないようにして行きましょう。
陸は繋がっていなくとも、海は繋がっているのです。
沖縄海岸線
多国籍
集められたゴミ