ソウル・東大門(トンデムン)警察は11日、路上生活の境遇を悲観して、建物や自動車などに相次いで火を付けた疑い(現住建造物放火など)で、キム某容疑者(46歳)に対して逮捕状を申請した。
警察によれば、キム容疑者はこの日の午前2時20分頃、東大門区典農洞の住宅街で、ファン某さん(39歳・女)宅の塀の外壁と軒下の排水口にゴミを集め、火を付けた疑いを受けている。
キ
ム容疑者はこれに先立ち10日の午後11時3分頃、東大門区典農洞の路上に駐車していた1㌧トラックの荷台にゴミを載せて火を付け、運転席などを燃やした
疑いも受けている。引き続きキム容疑者は午後11時58分頃、付近の住宅街の路地でダンボールとゴミを集めて火を付け、テントとエアコンの室外機を燃やす
など、一帯で5回にわたり火を付けた事が分かった。 キム容疑者は火を付けた後、火災現場を離れずに炎が燃えるのをずっと見守
っていて、「何者かが火災現場を離れずにウロウロしている」との通報を受けて出動した警察に捕まり、一連の犯行を自供したと伝えられた。
調査
の結果、同じ犯罪で1年程度服役していて去る1日に出所、清凉里駅一帯で路上生活をしていたキム容疑者は、出所から十日経って再び鉄格子に閉じこめられる
事になった。キム容疑者は警察で、「そこそこの仕事も無く、路上生活をする境遇に悲観して火を付けた」と供述した。警察はキム容疑者を検挙した直後、崇礼
門火災事件との連関を確かめる為、 キム容疑者の行跡を調査したが、嫌疑を発見出来なかったと明らかにした。
中央日報/ソウル=連合ニュース
http://news.joins.com/article/3037153.html?ctg=-1