韓国の会社に同姓同名の社員がいる可能性は? |
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蔚山の現代重工業に行って「キム・ヨンシク」という名前の社員を探そうとすると、必ず所属部署が必要となる。同姓同名の社員が25人もいるためだ。キム・ヨンホ(24人)、キム・ヨンス(20人)、キム・チャンス(19人)、キム・ヨンチョル(18人)、イ・サンホ(17人)という社員を探す時も同じだ。
同社の文化部は12日、全社員約2万5000人の人事記録データを分析、同じ名前の人が2人以上いるケースが3503例にもなると発表した。3人以上の場合は1374例で、1人以上同姓同名がいる社員は計1万350人になった。これは社員全体の40%に該当する。
文化部ワン・ギチョル課長は「社報用特集のために面白そうな社内記録を探していたところ、こうした事実を発見した。最初はわが社だけの珍しい現象だと思い専門家に尋ねてみたが、従業員数が数万人になる企業では、同性同名の割合がどこも似たような数値になるようだ」と語った。
面白いのは、同姓同名の人の数が最も多い名前がキム・ヨンシク、キム・ヨンス、キム・チャンス、キム・ヨンチョル、イ・サンホなど、同じようなパターンを
見せていることだ。ワン課長は「現代重工業で働く従業員の平均年齢が40代序・中盤であることから、当時人気のあった名前の傾向が分かる。今の10代や
20代の人を対象に同じような調査をすれば、きれいな意味があって発音もやわらかいハングルの名前が多いのではないか」と話している。
また同姓同名が多いということで、ハプニングも多い。現代重工業の応接室には田舎に住む年老いた両親や長い間会っていなかった友人たちが時々訪ねてくるが、所属部署が分からずイライラしてしまうことがよくあるという。
会社に配達された郵便物についても、名前だけで部署が記載されていなければ、受取人を探すのが一苦労だ。
従って、現代重工業では同姓同名のために起こり得るミスや手違いを防ぐためにも、社内の電算網の個人情報共有欄に写真と担当業務を表記している。
蔚山=キム・ハクチャン記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS |
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