朝鮮を描いたフランス人
ここ enjoy Korea では,エリザベス・キース
Elizabeth Keith (1887-1956) の版画をよく目にします。
韓国人はどうやら Keith のスタイルが好きなようですね。
彼女は日本の「新版画」の手法で,
「日帝強占期の朝鮮」を描いているわけですが,
幸せそうな日帝時代の朝鮮の風景が,
韓国人たちの憧れを掻き立てるのでしょうねw
日韓友好にとって,よい傾向でありますw
それはさておき,Keith とほぼ同時期に,
朝鮮の風景・風俗を描いたヨーロッパ人が
もう1人います(韓国人は上げたがりませんがw)。
その名は,ポール・ジャクレー Paul Jacoulet (1896-1960)。
日本育ちのフランス人版画家です。
Keith 同様,日本,中国,朝鮮,南洋などの
風景・風俗に取材した作品を多く残しました。
▲ Paul Jacoulet 自画像
ここでは,彼の作品のうち,朝鮮関連のものを紹介します。
また,絵だけではつまらないので,それらの作品のモチーフに関連する
古写真を併せて up します。
彼と Keith の絵はどのような違いがあるのでしょうか?
また朝鮮の現実風景(古写真)との差異は?
では,お楽しみくださいw
▲ Les Vieux Manuscrits. Seoul, Coree 1948年
△ 両班
中国風の冠。
▲ Les Pasteques Jo-hoku-ri, Coree 1939年
△ 辛未の役当時の朝鮮代表 1871年
右の人物が腹の前に付けているのは財布でしょうか。
▲ M. Keen Et M. Lee. Seoul, Coree 1951年
△ ソウル 紳士たち 1908-10年頃
当時の着色写真です。
▲ Hokkan-zan. Seoul, Coree 1937年
△ 煙草を吸う両班 朝鮮末期
それにしても長い煙管ですね。
▲ Tempete Du Coeur. Seoul, Coree 1948年
△ 妓生
現代でも大活躍の,朝鮮七大名物の1つです。
▲ Flocons De Neige. Pengyong, Coree 1956年
△ 長距離旅行の時の身なり 旧韓国末
なんか笑えるw
▲ La Mariee. Coree 1948年
△ 両班の女性
モンゴル風衣装ですね。花嫁かどうか知りませんが,同じ衣装。
▲ Le Tresor. Coree 1940年
△ 家族写真
キリスト教の教会でしょうか。。
▲ La Blanchisseuse. Coree 1955年
△ 洗濯に行く女人と子供 1910年
朝鮮名物・洗濯。朝鮮の幼児は素っ裸が基本ですwww
▲ La Lettre Du Fils. Seoul,Coree 1938年
△ アイロンがけをする女人 1900年
家庭・家事。
朝鮮を描いたフランス人 【後編】 につづく・・・
(=´ω`=)y─┛~~